今や東日本を中心に、完全に真冬の風物詩になった大ブームの氷上のワカサギ釣り。
お一人でも、また友人やお子様連れのファミリーまで年齢を問わず、手軽にまた廉価で楽しむことができ、なんと言ってもてんぷら、から揚げなど食味も抜群。子供から大人まで夕食の会話が弾むこと間違いなしでしょう!!
〈六ヶ所近郊のワカサギ釣り場〉
ここ六ヶ所近郊では、天然のワカサギが多いことで知られる小川原湖に隣接する三沢・東北町の姉沼、倉内地区の内沼、そして平沼地区の田面木沼 (ここは、現地徴収で遊漁料1日券500円が必要になります。) が代表的な釣り場で水深は、浅い所で2m前後~場所によっては8m前後まで。また、安全に楽しむには氷の厚さが最低でも10~15cm以上ですので、シーズンの初めと終わり頃は特に注意が必要です。 安全第一、けして無理するべからず。
いずれも氷上での穴釣りですので例年氷が氷結する1月中旬から3月上旬頃までで、トップシーズンの2月には、津軽また県外の遠方からも数多く来られます。突風や吹雪など天候が急変することもしばしばですので、くれぐれも 防寒対策は万全にしてお越しください。
穴あけのドリルが必要ですが、なければ帰った方の後のあいている穴を使ってみても。
釣り全般に言えることですが、やればやるほど奥は深い。小さい魚といえ侮るなかれ!!
逆に小さいほどアタリも微妙、アワセ、棚取りも繊細な腕が必要になります。
〈道具立て〉
道具立ては、ワカサギ専用の竿でリール竿と手バネ竿(いずれも1~2号のオモリで軽くお辞儀する程度の柔らかめの竿)があり、道糸は1号前後~2号のナイロンライン、それにリールも専用の小型リール。それぞれ1.000円前後からいろいろあります。
仕掛けは、その年のワカサギの大きさにもよりますが、針サイズは2.5号を中心にワカサギ専用仕掛。オモリは、使用する竿の柔らかさによって変わりますが、1号~2号。エサは、サシ虫をチョン掛けか通し刺し、また食い渋りの時など半分にカットして付ける方も。また、冷え込みのきつい時は、10~20分程でえさのサシ虫が凍って動かなくなりますので、その時はすぐに新しいサシ虫に付け替えると喰いつきが良くなります。
〈釣り方〉
釣り方は、最初は水深を確認するうえでも底から探り、オモリを着底させて5~10cm程度底を切って誘いをかけます。置き竿(竿を動かさないでそのままおいて置く)よりは、やはり出来るだけ頻繁に誘いをかけたほうがワカサギへのアピール度合いも増し、更に活性(食い気)は上がります。
しばらくやってアタリが無ければ、10cm刻みで仕掛を徐々に上にあげて誘いを繰り返します。 ワカサギの遊泳層(棚)は、一定ではなく時には上層、宙層、ボトム付近と頻繁に変わりますので、時間帯や活性度合いに応じて小まめにその層をどれだけ探れるかが釣果に大きく左右します。
〈テクニック&アドバイス〉
アワセも重要、その人の経験、テクニックが一番でます。早アワセが基本的です。
コツを掴むまでは大変ですが、最初のアタリでアワセを入れたら仕掛けをややたるませた状態で他のワカサギを追い食いさせる多点掛け(同時に数匹掛ける)で楽しさも、釣果も倍増します。
いずれにしても回数を重ねて、感覚を身につけるしかありません。
厳冬のウィンターシーズン期間限定 氷上ワカサギ釣り、未経験の方は、ぜひチャレンジを。
〈ご注意〉
各湖・沼の近郊のアクセス道路は、アップダウンも多い上道幅も非常に狭く、更にアイスバーンになっていますので、時間にも余裕を持って安全運転でお越しください。
また、駐車スペースも限られていますので、特に内沼、田面木沼は近隣の方の迷惑にならないよう時間をずらすなどご協力お願い致します。
とにかく安全第一と完全防寒でお楽しみください。